はじめまして |
スウェーデン語で、木の皮を使った手工芸品を総称してNäverslöjd・ネーベルスロイドと呼びます。その中でポピュラーなものが「白樺のかご」ですが、15世紀ごろロシアからフィンランドを経由してスウェーデンに伝わったといわれています。
2004年7月より夫の仕事でスウェーデンに住むことになった私は、白樺のかごが醸し出す手作りの温かみ、丈夫で長持ちする実用性、そしてさまざまなデザインで生活を楽しくしてくれる美しさに惹かれ、ぜひ自分でも作ってみたいと思うようになりました。
しかしながら、残念なことに現在では少しずつこの仕事に携わる職人さんの数が減っており、職業専門校やカルチャーセンターなどで白樺のかごコースを見つけることはできなかったのですが、運よくとても良いお人柄の職人さん、作家さんと出会うことができ、彼らから白樺のことだけではなくて、スウェーデンの歴史、文化、風習などたくさんのことを教えていただきました。
そして2009年3月、一家そろって帰国し名古屋で新しい生活がスタートしました。帰国してからも、スウェーデン生活で培ったいろんなご縁が元でNäverslöjd Brorを主催させていただくこととなりました。
そんな私の、日常生活やスウェーデンでの思い出などをつづっていきたいと思います。どうぞよろしくお付き合いくださいませ。
2009年8月 Karin