2017年 02月 16日
旅の思い出とネーベルスロイド |
近所のお花屋さんで桜の切り花を見つけました。春ですね♪
白樺バケツバッグで迷走した時の皮ハンドルをリサイクル。少し長めなので、片手で持つこともできます。車移動の時に細々したものを入れるのに便利かも。
ちょっとピクニックっぽいアイテムを入れて遊んでみました。手前の木彫り3人家族は、エジプトのルクソールを旅行したとき、言い値の半額まで値切って買ったもの。良い買い物ができたとほくそ笑んだのもつかの間、3軒先のお店でさらにその半額の値札が付いて売られていたという曰く付きです。笑 観光地あるあるの、今となっては楽しい思い出ですが。
さて、前回ちらりと触れた、ネーベルスロイドのレッスンを見つけるのが大変だった件。
レッスンでは何度もお話ししていますが、私にとっては忘れられないエピソードがあります。
当時私は、週1回地元の教会で機織りを習っていました。スウェーデン人のおばあちゃんたちが集っていて、私は「ネーベルスロイドを習ってみたい」と常々話していたのです。
おばあちゃんたちは口を揃えて、
「私も昔やったことあるけど、最近はあまり見かけないわね〜」とおっしゃっていました。
手間暇かかるネーベルスロイドは、最近では従事する人が減り、高齢化が進んでいるという問題があるのです。
そんな時、機織りの先生が「こんなレッスンの募集を見つけたんだけど」と教えてくださったのが、Ullaさんのネーベルスロイド1日講座でした。
機織り教室は火曜日で、その講座は同じ週の土曜日でした。そして講座が行われるのはストックホルム郊外。私が住んでいたヨーテボリからは500キロも離れています。
私は瞬時に「急すぎるし、遠すぎる。ムリ」と思ったのですが、その時先生は、少しチャレンジングな言い方をされたのです。
「あなたなら行くわよね。」
その一言が引っかかって、咄嗟に「ありがとうございます。夫に相談してみます」とお返事しました。
当時の私は1歳児を抱える専業主婦。「白樺かごを習ってみたい」という興味本位だけで、500キロも遠出していいんだろうか?
そう思いながら行き方を調べると、行きは飛行機、帰りは特急(X2000)を使えば日帰り出来ることがわかりました。
でも、まだ子供を預けて1人で遠出なんてしたこともなかったし、少し風邪気味だったし、、、、夫に相談して「またにしたら?」と言われたら、それで諦めるつもりでした。
しかしながら帰宅した夫に相談すると、あっさり「行っておいでよ」そしてさらにもう一言。
「これを逃したら、もうチャンスがないかもしれないよ。」
と背中まで押してくれたのです。
夫自身は、その会話はすっかり忘れてしまったらしいのですが、振り返ると機織りの先生と夫の一言は、ネーベルスロイドの大きな扉を開けてくれました。ありがとう。
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by mrs_karin
| 2017-02-16 10:14
| あれこれ