白樺という木 |
これ、なんだと思いますか?
白樺の木の根っこです。前回の記事で、かごの淵を白樺の根っこでかがっているとご紹介しましたが、その根っこです。
夏にスウェーデンを訪れた際、ブロールと一緒に森の奥へ入って根っこをたくさん取ってきました。
どこから来たのかもう方角もわからないくらい、どんどん森の奥深くへ入って行くブロール。
必死で後を追う私。汗
白樺の木の根元に、コケがたくさん生えていて土壌が柔らかい場所が狙い目。
すこし土を除けると細い根っこがでてきます。これを幹の方向へゆっくりひっぱり採取します。だいたい1〜2メートル取れれば良い方でしょうか。この細い根っこは、木の周りに縦横無尽に走っているので多少取っても大丈夫みたいです。
取ったら、すぐにごぼうのささがきみたいにナイフの背を使って表皮をこそぎ、小さなヒゲも取ってしまいます。すると真っ白い蔓状になりました。
この状態で丸めて保管し、使うときにはぬるま湯にしばらくつけて柔らかくしてから使います。
幹の樹皮を切って編んだり、シートごと立体に組み立てたり、根っこでそれをかがったり縛ったり。もちろん幹の太い部分は家具や床板、カヌーのような乗り物にも加工されます。
白樺の木の活用法は、驚く程に無限大です。