上海にもどって |
弟の卒業式に出席するためAnn Arborに数日間滞在し、明日ニューヨークへ移動するという日の夜遅く、オバマ大統領の緊急声明が発表されました。
翌朝9時の便でデトロイトからニューヨークへ移動する予定の私にとっては、かなり緊張が走る出来事でした。
厳しいセキュリティーを通りデルタ機に搭乗、無事にJFKに着陸したときは本当にほっとしました。
声明から2日後にグランドゼロの前を通りかかったら、報道陣がわんさか。また5月5日にオバマ大統領がNYミッドタウンのエンジン54という消防局を訪れたときも、たまたま散歩帰りに居合わせたのですが、あまりの人の多さにご本人の姿は見えなかったです。
といってもそれはピンポイントの話で、実際はTVで見るより落ち着いていたように思います。
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3月の震災以来、同じ日本人として被害の大きさや被災者の方々への想いが頭から離れることはなく、アメリカに滞在している間もそれは変わりませんでした。
やはり弟も同じ気持ちを持っているようで、ビジネススクールではオリジナルTシャツを販売して、売り上げを義援金として寄付したという話を聞き、そしてまたそのTシャツを着た地元の方々の姿を多数みかけました。
上海では息子が所属するサッカークラブでチャリティーマッチに参加したり、私自身もチャリティーヨガに参加したりと、いろんな形で協力できる機会に恵まれていて、企画し行動されている方々には頭が下がります。
もちろんiphoneユーザーとして、最近のBGMはこちら。
またニューヨークのフリーペーパーで読んだのですが、サンリオショップではHelp our friendsと書かれたオリジナルのハローキティグッズが販売され、売上金の一部が寄付に当てられていたり、YOKO ONOさんやビッグアーティストが参加するチャリティーコンサートが開催されたりしているそうです。
テロと震災はまったく別物ですが、悲しい出来事から立ち上がる人々の強さとまわりの温かいサポートを、今回のアメリカ滞在を通して垣間みることができました。
だから私もできることをずっと続けていこうと強く思いつつ、ニューヨークを後にしました。
最後に、私の思いつき旅行に快く送り出してくれた夫に感謝します。ありがとう。